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Author:お大師さんの会
このブログでは、まつきよ(管理人:お大師さんの会会員)のおへんろの体験と、お大師さんの会の活動を紹介させていただきます。
 感想などお寄せいただければ、うれしいです。
 「お大師さんの会」は、おへんろの経験を日常の中に生かしてゆきたいと考えている人の会です。


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 元格闘家の須藤元気さんが、今日フジテレビの「ごきげんよう」でおへんろの体験談を話していたそうです。
 歩いてまわって、ずっと「ありがとう」と唱えていたら、何十万回にもなったとのこと。
 すごいですね。

 明日明後日も出演予定なので、ひょっとしたらまたおへんろの話が聞けるかもしれませんね。


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 まつきよです。
このブログに来てくださって、ありがとうございます。

現在、私のおへんろ体験を一番さんから順に掲載しています。最初から見たいという方は、カテゴリー「一番さんから六番さんへ」からごらんください。

 みなさんの感想や体験も聞かせて(コメント、投稿)いただけたらうれしいです。


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DATE: CATEGORY:みち 六番〜十二番
十楽寺



次の日、曇り空の中再び歩き出しました。
(出発時、宿にお杖を忘れそうになりました)
昨日おまいりした安楽寺さんの前で、「おはようございます」と手を合わせたのち、少し歩いてゆきますと7番の十楽寺さんに着きました。






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熊谷寺さん


 十楽寺さんから車も行き交う道を、城跡など横目に見つつ歩くとりっぱな塔のあるお寺に着きます。
八番の熊谷寺さんです。

ここの太子堂でかなり年配の腰の曲がったご婦人に話しかけられました。「切幡寺の先のうどん屋に行ったら、○○の名(ご婦人の名前)を言うたらよい」
こう言われたらみなさんならどうします?


私はそのうどん屋さんに行きました。そして、「○○さんに教えてもらってきました」とお店の人に伝え、「はあ、そうですか」と言われました。
それだけのことですが、なんだったんだろう?


 □
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DATE: CATEGORY:みち 六番〜十二番
法輪寺さん


田んぼの中を通るような道を歩いて、平らなところに9番の法輪寺さんはありました。

この頃感じだしたのが、笠が風にあおられて飛びそうになるということでした。
笠は日よけ雨よけに活躍してくれる心強い旅の友ですが、買ったままだと紐がこころもとないです。布などを使って、自分なりに改良しているおへんろさんを見かけるようにもなりました。




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なかよくならんでいらっしゃいます。



おへんろゆえ、いや旅人になったからかなあ。道ばたのお地蔵さんに、いつもの生活の中では現われてこない感情、親しみの気持ちを感じます。

なかよくならんで、きれいなお花を供えられている姿は、心を和ませてくれます。


自然と手をあわせるようになりました。



 □
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切幡寺さん 門前道



ふたたび曇り空の下、とつとつと歩いてゆくと何件か商店が固まっている場所に出て、そこが切幡寺さんへの入り口でした。おへんろさんグッズを置いているお店もありました。
写真右手奥に見えるリュックサックは、先ほど法輪寺さんで一緒になったお遍路さんのもののようです。う〜む、ここからの登りは厳しいのかな。



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切幡寺さん坂道



木立の中、これはたいへんそうな石の階段が現れてきます。
写真には写っていませんが、階段のふもと近くにおみやげ物家さんの出張所(テント)が出ていまして、リュックを預かってくれました。歩いて登る多くの人が預かってもらっているようでした。

降りて戻ってきたときには、麦茶のお接待もいただきました。  ナニモカッテアゲラレナカッタンデスケド・・・・。







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やっとこさ登るとご本堂



 やはり、けっこうな登りでした。階段もキツイですね。やっとこさ登ると目の前に本堂でした。バスツアーとは時間がずれたのでしょう。ここも静かな雰囲気の中おまいりできました。

ただ、太子堂は本堂の左手からさらに登るのです。どれくらい登るかは、明日の写真をご覧ください。



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大塔から本堂を見る。



 大塔から本堂を見下ろした写真です。近いのに高さにだいぶ違いがあるのをわかっていだだけますでしょうか。
このころから明日の焼山寺さんへの山登りがちょっとプレッシャーになってきました。




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大塔から行くてを見る

 
 大塔の前から眺めています。あっちの方へ歩いてゆくことになるらしいと、いまひとつ自信なかったのですが、写真の平たい部分(地域)をこのあと歩きました。
おへんろさんが橋を渡る写真で有名な一帯でした。




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切幡さんをふりかえる

 

 切幡さんを出てしばらくしてからふりかえってみました。写真の真ん中、山の中央の建物が切幡さんです。山の側(はた)を切り開いて建てたお寺さんだったんだなあと思いました。

バスはおへんろさんツアーのバスです。京阪神からは一泊の短いツアーもたくさん企画されているそうです。(当然一度に全部回るわけではありません)




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小さな花



たんぽぽの一種なのでしょうか。
自分が住んでいる町にも咲いているんだろうに、旅に出るとなぜかいつも以上に花に気がつきます。



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川を渡る


 おへんろさんの写真集では必ず被写体となっているところですね。
前を行くのは同じ日に歩き始めた男性です。静岡から来ていて、昨夜は頼んで神社に泊まらせてもらったとのこと。このあとも数日、前になり後ろになりして、一緒に歩きました。





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川をわたる2



この橋はいわゆる手すり、柵がありません。しかも軽乗用車が通ります。ちょっとでっぱった部分がそういうときに活躍するわけなんです。

 昨年でしたか、大雨で橋が渡れなくなってしまいましたが、今はどうなんでしょうか。



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omoidenobasho.jpg


 鴨島町だったかと思います。農作地を過ぎたあと、住宅地を歩いていました。

なんてことのない写真で恐縮ですが、写真の右奥あたりです。私は初めて「おせったい」を経験しました。
それは、小学生としかみえない少年からでした。






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だいじなもの


 小学校も低学年かと思える少年でした。ダダダダダッと走ってきて、「これ受けとってください!」。
さしだされたのはキャラメルでした。

私は予期せぬことに動揺してしまいました。そうすることが作法にかなうのかどうかも不確かなまま、あわててリュックから教本を取り出し
般若心経を唱えました(読みました)。それからお札を渡しました。

私が般若心経を読んでいるあいだ、彼はうつむいていたようでした。札を渡されると走って行ってしまいました。

私はそのキャラメル(写真左)を持って四国を歩き、大事な友人には分け、最後の一粒は結願を果たしてから口にしました。




右の飴も、のちにお接待でいただいたものです。







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藤井寺門



三時過ぎに藤井寺さんに着きました。その名のとおり藤の花の棚があり、花の季節にはきれいに咲くとのこと。お寺は山の登り口に位置していて、明日の山登りの険しさを予感させます。

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藤井寺さんの写真



 歩く場合、二日目はここ藤井寺さんまでとする行程が、健脚の方にもそうでない方にもおすすめです。

私はこの夜、すぐそばの民宿に泊まりましたが、満員でした。他の宿は山の少し手前になってしまいますので、早めに予約をしたほうがよいと思います。




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宿の部屋



民宿の部屋の様子です。この日は相部屋となった宿泊者もいたようですが、私は一人部屋でした。

明日の昼食はおにぎりを頼みました。(別料金、仕出屋さんからの取り寄せ)。
午後八時にはみんな床についたようで、宿の中はとても静かです。私はなかなか寝付けず、夕方の少年とのできごとなどに思いをはせていました。そのうちに、雨の音が聞こえてきだしました。


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遍路転がしへ向かう


朝、五時をまわると、他の部屋の人たちが起きだす音が聞こえてきました。そのころ、外はどしゃぶりでした。

(今考えれば不思議ですらありますが、誰も(山に登るのは)あしたにしようという気持ちはないのでした)

 写真の上り口から登りはじめたのは、7時10分。同じ宿に泊まっていた人たちはとっくにスタートしています。

 トイレにしっかりいって、荷物を入念に確認し、コンビニで売っているようなビニールのレインコートに身を包み、いざ出陣です。


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霧雨になっていました。静かな中をえっちらおっちら登ってゆくと、至るところにお地蔵さんがいます。険しい道を行く人の道中の無事を祈るためか、ここで命ついえた人の供養のためか。

1体1体に両手を合わせて登ってゆきます。



雨に濡れてるお地蔵さん







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お地蔵さん


 ビニールのレインコートのせいで暑くなり、身体が汗でびしょびしょです。足元がすべるので、普通の山登りと同じく軍手をしています。(足に頼りきりにはならず、手を使ってころばないようにする)


軍手はおすすめです。





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靄がかかっている空



少し見晴らしのよい地点で撮った写真です。靄(もや)というのでしょうか、かかっていて景色は楽しめません。
このあとも降ったり止んだり時には日がさしたりと、くるくると変わる空模様でした。
空模様と汗のかき具合で、早めに着たり脱いだりを繰り返していました。身体の冷えによる体力の消耗をふせぐためです。


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励ましの紙


 お地蔵さんの他にもうひとつ、登ってゆく私たちを励ましてくれるのが、木々に掛けられた「ことば」でした。




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同行二人

 
 写りがよくなくてすいません。
「お大師様と二人つれ」と書いてあります。この言葉は、難所においては特に励ましてくれる言葉であります。
そして、おへんろさんとして日を重ねるにしたがって、実感となってゆくのでした。

私はそんなに信仰のある人間ではなかったのですが。


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michishirube.jpg


 そうこうしているうちに、同じ宿に泊まっていた人達をみんな追いつき追い越してしまいました。
焼山寺さんへの道ははっきり言って山登りです。自分のペースを守ることが大切です。山登りに自信のない方はこの日はお寺さんの宿坊に泊まる計画を立てるのがおすすめです。
白く見えているのは上も下も雲です。



 私は、登山の経験はありませんが、低い山へのハイキングは前から好きでした。(念のため)


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りゅうすいあん



 ここで大休憩をしました。井戸があり、水の補給ができます。
かつては小人数なら宿泊できたそうですが、私が行った折は不可でした。今はどうなのかな?

この手前にも確かお堂があり、自由に書き込めるノートがありました。初日同宿だった人へ「がんばって!」と書いたところ、数日後に再会。読んで励まされたと言ってもらい、こっちが嬉しくなりました。  

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山のくぼみにもやが抱かれて


 柳水庵を出ると、少し下って(こういうとき、せっかく登ったのにとちょっと損した気分になりませんか)、また登ります。
山の尾根の部分から見た風景です。



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見守っていてくださる




「お大師さまは今も四国の道を歩いておられる」「念じて歩けばお大師さまに会うことができる」 etc....


 ほんとかどうかはわかりません。
ただ、自分ひとりで歩いているんじゃない。歩かせていただいている。そんな気持ちにだんだんなってきます。

そういえば、こうして四国で歩いているのも、もとを辿れば親のおかげでもあるなと思い、前夜母に電話しましたっけ。









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門



とにかく登らなければ、の一心で登りに登り、お昼少し前に焼山寺さんにたどり着きました。
お昼のお弁当は途中の休憩時に食べてしまいましたが、境内に食事のできるお店があり、雨と汗で冷えた身体をうどんで暖めることができました。


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焼山寺さん


 遍路転がしと呼ばれ、八十八箇所めぐりの中でも、もっとも難所とされる焼山寺さんへの登りを乗り越えて、ほっとしました。
私は4時間45分ほどで登り、あとでふもとで話をした地元の人やバスガイドさんに「はやい、はやい」と言ってもらいました。
しかし、後日知り合った20代の女性は4時間で登ったと話してくれました。

私は天気が悪化することが怖くて、結果的に早いペースで登ることができましたが、宿坊を予約し一歩一歩登るのもおすすめです。また、そうすればみなさん歩いて登れると思います。


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みちしるべ



 名残惜しい気持ちですが、今度は大日寺さんへとふたたび歩きだします。さっき登ってきた道を少し引き返し、どんどんと下ってゆきます。
このとき連れ立って坂を下りたおへんろさんは、北海道の女満別から来た人でした。

 あ、そうそう、NHK?のカメラマンが張りついていたベテランの歩きへんろさんとすれ違ったのもこの道でした。
 「こんちは〜」
 「はい、こんちは〜」



  このあとは、カテゴリー「十二番さんから十九番さん」に続きます。ぜひご覧ください。

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